街でボッタクリ風俗にわざわざ引っかかってみた!

「ちょっとお兄さん! どこかお探しですか?」
「オンナっすか? いい店ありますよ!」

夜の繁華街、突然こんな声をかけられたことはありませんか?
そして、そんなときどう思いました?

「ほう、どんな店かね?」
「何々? 詳しく聞かせてみたまえ!」

…いや、その考え方は不正解、残念ながら。

「何それ、アヤシイな…」
「キャッチするなんて、なんかおかしくない?」

…はい、それで正解です。
まっとうな風俗店はもちろん性風俗特殊営業というルールの元に営業しているわけで、そこにキャッチしていいなんて項目は一切ありません。
つまり、「いきなり街で声をかけられた」「案内された」からなんて、まともな商売じゃないんです。
言っている料金だって本当に正しいかどうか、わかったもんじゃありません!

今回、私は街に出ました。
「どんな手口なのか?」「どれくらいボッタクられるのか?」を調査し、皆さんにお伝えするために!

金曜日の夜「ハナキン」に調査開始

日本橋
関西有数のホテル街、ベタに日本橋からスタート

有名店や大型店が軒を連ねる、ここ日本橋。
有名なお店は得てしてマナーというかルールにもウルサイといいます。
ですから逆に、ゲリラ的にちょっとダメなことに手を出すお店の影もあるのではないかと予想…。

ただ、どこのお店も単純に忙しかったのか、目に見えないルールやモラル意識で“そういうことはしない”不戦協定でもあるのでしょうか。
案外、違法的なキャッチに遭遇することは“今日は”ありませんでした。
たまたまではないことを祈りつつ、ひとまずは後にすることに。
せっかくなのでどこかでヌイていくぐらいの勢いはあったんですけどね…。

谷九
やっぱり上品さを感じる谷町の夜は…結構慌ただしそう!

お土地柄なのか、なにかちょっと「ザ・ナニワ」という空気とは少し違う雰囲気の街。
実は風俗店やラブホテルが集まっているピンクスポットで、デリヘルやホテヘルなどあらゆる風俗業種を利用可能です。

そして、お忍びな雰囲気が男性のココロをくすぐる…そんな谷九、生玉エリアですが…なんかものすごい数のクルマ(恐らく送迎かデリヘル?)が、ホテル街を慌ただしく行き来していました。
往来もホテヘル嬢とお客さん、そして今お店を探してそうな男性グループとか…。

まあ、とにかく怪しそうな人物に出くわすこともなく無事調査は終了。
可愛いホテヘル嬢を見すぎて、少し悶々というかムラムラというか、無駄にアドレナリン分泌量が上がる結果に。

天王寺
かつてタチンボのメッカと言われた天王寺はすっかり…

悲田院町というこのエリアは、天王寺駅から谷町筋を北へスグの場所。
ココのアーケードから路地裏にかけて、かつてはタチンボと呼ばれる女性たちが跋扈していました。
大体15,000円くらいで個人的ビジネスをされる日本人やアジア人たちが十数人、夜になるとどこからともなく出現していました。
困ったことに、中にはめちゃくちゃに可愛いオカマもいて、理性を揺るがされて本気で悩まされる男性も少なくなかったとか。

ただ、今はもうご存知の通り、あべのハルカスや大型ショッピングモールの誕生など、再開発とともに彼女(一部は彼?)たちも姿を消したわけで、今回の目的のボッタクリやキャッチたちの姿もさっぱり見かけませんでした。
せっかく来たので全盛の当時を思い出して感慨に耽りつつ、今はもういないあの人たちの気分を少しだけ味わってみることに。

難波
ほら来た! 遂にキャッチにひっかかることができた難波!!

難波中1丁目というこの狭いエリアをフラフラと歩いてみたものの、どうにも食いつく感じのモノはありません。
「エロを求めてさまよう一般男性」に見えないのかな?
スーツ着用ではなかったことを少し後悔しつつ、コンビニ前で一服…そのときでした!

「お兄さん、さっき電話くれた方? あれ、違う? お店の者なんだけど! あと…今日、ひょっとしてもうお店決まってる? まだだったら話だけでも…」

無論、電話などはしていません。
そして、私の周りに男性は何人もいますが、どうも遊びに来ているような雰囲気でもありません。
そして、何?
その“ついでに”な感じとよくわからない脈略。

いつからここにいたのでしょうか?
同行しつつ隠れていた友人曰く、この男性、地下鉄出口やコンビニ前でスマホをいじっている男性──サイトで店を探していると思わしき男性に声をかけているっぽい。

「特に決まってないっす。ちょっと探そうかな、とは思ってたけど」と伝えると、
「ぜひぜひ! ウチ、若い子から30代・40代までいるんで!!」とまくし立ててくる始末。
しかも、その年齢設定は結構適当すぎないか?

「で、幾らなの? 何のお店?」
「60分25,000円でいいよ、本当は3万だけど! ウチはサービス徹底してるからね!! ココだけの話、100%○△※…(自主規制)」
「2万にならないの?」
「いや、参ったなあ! じゃ、23,000!!」
「まあ、いいか。わかりました」

あくまで話の内容に魅力を感じたわけではなく、とにかく実態を見たかったので話に乗ってみました。
簡単に2,000円下がっていますし、その料金設定すら何の根拠もないんじゃない?と、一方で思いつつも。
しかも、こんなコンビニ前で金銭をやり取りして、結局女性は選べるわけでもなく、お金を受け取ったらどこかに電話し、「しばらくすると来るから!」と言い残してそそくさと立ち去った彼。

「マジか? こんなの大丈夫か?」
10年以上風俗を見ていながら、あまりに突飛な営業スタイルにあっけにとられていたわけですが──
「あのう、お待たせしました」
「あ、ああ、どうも」
来た! 遂に女性とご対面!!

値段もナカナカのもの、そして本当に幾らだったのかは怪しいものの、内容はまあ…でした。
彼女は自称26歳だそうで、たまにバイトで働く美容師サンだそうです。
ただ、何度かトライしたのですが、彼女はどうしてもお店の名前を教えてくれません。
何故?
言いたくない理由でもあるのでしょうか?
リピートしたいと思ってももう会えないのでしょうか?
そんな店があるなんて聞いたこともないですし…ひょっとしてググられたりして、見られて困るものでもあるとでもいうのでしょうか?
例えば…正規料金とか。

最近はウェアラブルカメラという便利なものがあります。
ただ、悪用は当然厳禁ですし助長してもいけません。
何より、もし今回がボッタクリ料金だったとしても、決して彼女が悪いのではなく、彼女のお店こそが悪なのです。
ですので、彼女のプライバシーを侵すようなことを目的とはしません。
まあその分、私の網膜にはいろんなものがバッチリと焼き付いていますが。

京橋
大阪らしさ! いつでもガヤガヤと賑やかな京橋の夜…

個人的な意見かもしれませんが、大阪ナニワの色の濃さでは一、二を争う街だと思います。
立ち飲みの風景もそうですが、多様な風俗、そして飲食店が駅スグにあり、何でもかんでも手っ取り早く間に合ってしまうあの雰囲気など。
昔を知る私から見れば、いつの間にか駅前が禁煙エリアになっていることに、少し違和感があるくらい。

ガヤガヤと賑やかな雑踏、「いわゆる」な客引きや呼び込みが本当に似合いそうなものですが…特におらず。
ホテル街でも東野田の歓楽街、片町の辺りでも遭遇しませんでした。
これはたまたまなのでしょうか?
う~ん、わからないものです。

十三
ナニワらしい十三で知ったスゴい営業スタイル!

零時も回ろうかというタイミング。
客を送り出すキャバ嬢たち、ホテヘルと思わしき不釣り合いなカップル──栄町商店街やその奥のホテル街は何となくギラギラとしたものを感じさせます。
欲望渦巻く…なんていうとアレですが、むしろそのストレート感が心地好くもります。
そんな中、サスガ十三、来ましたよ。

「お兄さん、今日は何? ヌキですか?」
さすがストレート!
「あ、ああ。そう…かな」
「風俗はさ、零時以降はお店じゃ受け付けできないんですわ」
それは知ってる。
「だからウチね、アソコに停まってるクルマの中でパネル見れるからさ!」
はい?
「とにかく乗っちゃってよ! スグ行けるイイ子いるからさ!!」

零時以降はまさかのワンボックス車にて受け付けるということでした!
これ…何も知らない普通の方なら、結構怖いんじゃないでしょうか?
とにかく丁重にお断りして、ピューッとその場を後にしました。
料金もちゃんと伝えてもらってなかったし。
1発ヌイちゃった後だからというわけではなく、あまりにも怪しすぎて何となく踏み込めませんでした。

西中島
ココはキャッチ天国? 国際色豊かな西中島!

とにかく、ミナミの外れの商店街と同じくらいエステの勧誘がスゴすぎます。
御堂筋沿いを歩くだけで、「オニサン、マッサージ、ドウ?」「キモチイイヨ」「マッサージダケナラサンゼンエンヨ!」と、次々に声をかけてきます。

そして後は、キャバクラか何かのキャッチの嵐!
どうやらヌキではないようですが、まあコレがなかなか粘る。
ただ、何周か回ったらさすがに「こいつ何者?」的な感じなのか、「来る気ねえな」という見なしなのか、やっとスルーされるようになりましたけど。

あのエステの3,000円のコース以外の内容はちょっと気になるものの、まだ大阪を回り切れていないので一旦後にすることに。

梅田
遂に! よく考えればわかる手口で完全にハメられた梅田!!

遂にやってくれました。
それよりも完全に油断していた自分を呪います。

事件の発端は兎我野町にて。

「お兄さん、ホテヘル探してない?」
「そうね、幾らなの?」

もはや軽くこなれてきた感じすらあったのです。
歩きながら話していると、「お兄さん、ココまで! 僕、道のそっち側に行っちゃダメだから!!」
キャッチ自体がルール違反なのに、縄張りか何か変なルールだけは守るんだ…と思いつつ、「で、幾らなの?」
どれくらいふっかけてくるかワクワクしていたら、「10代専門のお店、80分で17,000円、ホテル代込み」でいいとのこと。
しかも、何やら秘密のサービスがあるからとか何とか。
そして、「ちょっと若すぎる女の子も在籍してるけど大丈夫だから」と、随所にイケナイ感をビシビシ匂わせてきます。
まあ…キャッチはダメですが、料金はそこまで悪どい値段じゃないんだな…と。
そして、どんなモノなのかも見てやろうということに相成りました。

深夜なので契約しているホテルのロビーまでは同行する、すぐお店からパネルを持ってくるとのこと。
ロビーに到着した後に17,000円を支払い、「もうホテルに話はついているから」という男の言葉通り、先に部屋に入って待っていたのですが…。

…あれ? 何で気づかなかったのでしょう?
完全に油断していました。
わかりやすいほど非道い金額でもなかったので、ついうっかりしていました。
そう、そういうことだったのです。
最悪の「やらずボッタクリ」
待てど暮せど…というか、その夜に兎我野町でその男を見かけることはもうないでしょう。
ホテルに「あの男の店は? 連絡先は?」とダメ元で問いただすも、「誰の話ですか? お客さん、おひとりでお泊りではないんですか?」と全く話にならず。

気の弱い男性なら、10代の若い子と、しかも秘密のサービスを受けようとしていたという後ろめたさから、警察に駆け込むこともないだろう、と。
完全にナメられていたことに腹は立ちますが…全ては後の祭り。
絶対についていってはダメです、キャッチなんかに!
どんな落とし穴があるかわかりません!!

ちなみにホテル街では、個人的なビジネスを持ちかけてくるベロンベロンに酔っぱらった年齢不詳の女性もいました。
ああいうのも…何か怖いですよね。
もう、ヤダヤダ。

堺東
少し空も白み始めた頃、悲劇の後だからか平穏を感じた堺東

翁橋ともいう南大阪最大、堺東の歓楽街です。
梅田でヤラれたショックで朦朧とした頭、少し睡魔にも襲われた眼差しでウロウロ。
結構ローカルルールが根強いと聞いていた街だけに、斬新な手口のものが存在するかと思いきや、この日に限っては新たなハプニングの収穫はなし。
少し拍子抜けしつつも少し安堵…いつもこういう平和な街であればいいな、と本当に心から祈るのでした。

ぼったくられてみて

まあ、金額と内容が見合っているかは結局のところ、サービスを受けた本人にしか判断できないのかもしれません。
サービスすらない、なんてのは論外として(怒)。
しかし、ぼったくろうと思えば簡単にぼったくられるということだけはわかりました。
歓楽街に出るときは事前に情報サイトや情報誌でリサーチを怠らず、優良なお店を選ぼうではありませんか!